2014年4月5日土曜日

茶室の『腰張り』

おはようございます!
入社5日目、武居です。

昨日の古民家リフォームの打ち合わせに同行させていただいたとき、お茶室の壁面の一部に紙を貼る、『腰張り』という用語に出会いました。(お茶室、勉強中!)

事務所に帰り腰張りについて調べてみると、茶室っておもしろい!ということが書いてあったので、皆様にもご紹介します。

「我々の住いの壁面を見わたしてみると、洋服ダンスに整理ダンス~~(中略)など、いろいろな家具が所狭しと置いてあり、出入り口と窓以外はすべて家具に占領されているようなものですが、このいろいろな家具の置いてある空間が、一般的な日本住宅の生活空間であり、家具の置いてない空間が和室の応接間になるわけです。」

・・・ほほう、そうなのかー。

「唯一日本間の応接間のみ家具らしい家具がなく、壁面がよく見えるので、その壁面のバランスをとるために腰張りをします。
 この腰張りをした、家具のない空間が数寄屋となるわけです。数寄屋には家具がない、茶室には家具がない、住宅には家具がある…。」  (根岸照彦著、「自慢できる茶室をつくるために」より)

・・・そうか、壁面のバランスをとるためのものだったんですね。

家具がある、生活の空間のほう中心となっている考え方が面白いなあと思いました。
お施主さんから学ばせていただくことがいっぱいです!!


それでは、春の日和を楽しみましょう(^^)  

四日市さくらまつり





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