2014年5月21日水曜日

地回りってどこのこと?![木造建築用語]

みなさんこんばんは。
新人武居です。

本日は、社長に「地回り」という単語について解説していただいたので、みなさまにもご紹介したいと思います!

まず、木造建築用語辞典で地回りと調べますと

「地回り…古代の住居は、合掌にて地面に小屋を掛けたが、その際合掌尻をつなぐために地面に接して取り付けた横木。現在では、柱に据え置かれた軒桁(のきげた)の別称となっている」
(小林一元・高橋昌巳ら著)

とあります。うーん、わかったようなわからないような、わからない!
ということで、わかりやすく説明しますと、

屋根をのせるための水平な軒桁の部分のこと。柱の上に柱と垂直に乗る部材で、その中でも屋根をのせるために水平にぐるりと四方を囲む材のことです。(四方でない場合もある。)(写真の濃い部分)


そうか!水平なところがないと確かに屋根がのらない。
間取りによって、屋根の形によって、地回りの取り方が変わってくるのです。
マスターするには私にはもう少し時間がかかりそうです!

さらに、上記の辞典の「合掌にて地面に小屋を掛けたが」という、地回りの言葉の由来になっているものを探してみると、
こんな感じの住居をさしているのではないかというのを発見しました!(世界の民家・住まいの創造 川島宙次著より)
たしかに、屋根が地面にのっていますね!!地回りという名前になるのが納得です。


それで現在は地面についていない部分ですが、地回りと呼ぶのですね~~!!



これからも木造の勉強に励みますのでみなさまご指南くださいm(__)m


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